居なくなりました。　

　

　

　

えぇ…。

　

　

どこかしこを探しても姿はありません。　

　

　

気がついたのは火曜の夕方頃。

　

　

ご飯もそのまま。姿は無し。　

　

　

　

　

　

そう。このお方↓

姿が全くないのです。　

　

　

　

　

ご存知、

”適度なソーシャルディスタンス”

が得意な彼なので、

　

『またぁどっかで寝てんだろ？』

とか言いながら色々ウチの中を探してみたのですが…　

　

　

　

まさに神隠し。　

　

　

　

鳴き声一つ聞こえないのです。　

　

　

　

　

　

『え、うそやん。外…？』　

　

　

　

　

　

　

そう考えだしてからはもう、ご想像通り。　

　

『外に出た』　

としか考えられない状況とわかってはいるものの、信じたくないせいか…

　

　

これで何回目だよとツッコまれても、

『ん？！1回目！！』

と言わんばかりの状態で家中を探しまわり。　

　

ようやく我に返ったと思えば、今度は夕飯そっちのけで　

近所の庭やら、公園やら公民館やら山やら川やら側溝やら、また戻って家やら。

　

　

もう、やらやらやらやらやらやらやらやらやらやらやらやらやらやらやらやらやらやらやらやら…

　

　

のカオスな状態。

　

　

　

　

でやっとのこと

　

　

『こりゃ、家からでたな。』　

　

　

　

と数時間かけてボソッと呟いたのは私、　

　

　

　

堀なのでした。　

　

　

　

　

　

　

　

どうも、こんばんは。　

　

　

　

　

　

いやはや…。

とりあえずその日の晩は、体を使ってやれる事は全てやったのですが、全く見つからず。

　

　

どうしようかと考えた結果。　

　

　

あのひみつ道具を使う事にしたのです。　

　

　

　

　

皆さん知ってます？　

　

このおまじない↓

　

　

　

　

【読み方】たちわかれいなはのやまのみねにおふる　まつとしきかはいまかへりこむ

そうです。百人一首にあります。

『かるた』の和歌の一つ。　

　

　

因みに僕はこれしか覚えていません。

なぜなら、これ。

書いて玄関先に貼ると。

　

なんと、なんと、猫が帰ってくるのです。　

　

　

僕の人生の中でこれで全ての愛猫達が帰ってきました。　

　

勝率100％です。　

　

ちっちゃい頃に祖父が教えてくれました。

　

　

　

今日は『ここまでにしとこう。』

と息子と一緒にしょんぼりウチに帰えり、

コレすげぇからと言いながら、玄関に貼りました。

　

　

　

時刻は深夜3:00

　

　　

　

帰って来たら鳴くだろうな。

とリビングの窓を開け網戸をかけ待っていたのですが、

　

そろそろ、閉めるかな。

と窓に近づくと…

　

　

　

遠くで鳴き声がするではあーりませんか！　

　

　

　

　

　

寝支度の為、歯磨きをしていたのですが、

歯ブラシを投げ捨て、何故か長靴を履き、

事前に調べあげていた

『猫が帰ってきたときの接し方』

の膨大な知識と大好きなおやつを小脇抱え、一目散に声のする方に行きました。　

　

　

　

場所はお隣さん家の大きな庭。　　

　

　

　

居ました居ました。

　

　　

外灯の明かりでボヤっとしていましたが彼が。　

　

　

　

そこから30分ほどでしょうか、　

暗闇で彼の名を呼び続け、

彼は野生の本能が働いていたのか、異常なまでの警戒心で僕から過度のソーシャルディスタンスをし(多分誰かわからず、不審者だと思っていたと思います…。)

ゆっくり時間をかけ、近づいては離れの繰り返しで、

よーやく僕にスリスリと頭を擦ってくれ確保する事ができました。　

　

　

彼の足は雨のせいでか泥だらけでしたが、少し大人っぽい顔つきに見えました。

　

　

家に入るや否や、ご飯にがっついてましたがね笑

　

　

　

皆さんも、脱走にはくれぐれもお気をつけ下さいねw

　

　

本当に良かった、良かった(/ _ ; )

ここ最近で1番嬉しかった出来事でした。　

　

　

終わりw